Facilities[品質・設備]
設備が品質を支え、品質が
ものづくりの信頼を支える。
大同工業株式会社では、自動車内外装部品の製造において、品質管理と設備体制を重視しています。
自動車部品には、外観品質・寸法精度・膜厚・密着性・耐食性など、製品ごとに異なる品質基準が求められます。大同工業では、樹脂成形・めっき・塗装・印刷・組付の各製造工程に、検査・測定・分析の工程を組み合わせることで、安定した製品づくりを実現しています。
品質は、確認する仕組みだけでは成り立ちません。品質基準を満たす製品を量産するためには、それを実現できる生産設備、状態を確認できる試験機測定器、そして現場の管理体制が不可欠です。製造・検査・分析の3つのプロセスを連携させながら、お客様の要求品質に向き合っています。
ISO9001(品質マネジメントシステム)・ISO14001(環境マネジメントシステム)の認証取得を通じ、品質と環境の両面での継続的な改善に取り組んでいます。
製造・検査・分析のプロセス
01|製造プロセス
品質向上を目的に、設計・開発・製造・出荷の各セクションで一貫した製造体制を構築しています。
樹脂成形・めっき・塗装・印刷・組付など、製品に必要な工程を確認しながら、後工程や完成品の状態を見据えた製品づくりを進めます。品質は検査工程だけで担保するものではなく、製造段階から管理を積み重ねることが基本です。素材の選定、成形条件の設定、めっき前処理の管理など、前工程での管理が後工程の品質に直結します。
02|検査プロセス
試作から量産に至るまで、お客様の要求品質基準を確認し、それに応じた検査体制を構築しています。
外観、寸法、膜厚、色、光沢、密着性など、製品仕様に応じた確認項目を整理し、必要な検査を行います。試作段階では形状・外観・各種試験を実施し、量産段階では安定した品質が維持できているかを工程内で確認します。検査基準は、お客様の仕様書に基づいて設定します。
03|分析プロセス
製品性能について、お客様の品質基準をもとに、測定器・分析機を用いた試験・分析体制を構築しています。
耐食性、膜厚、めっき液の状態、表面状態、環境条件への耐性など、製品仕様に応じた分析を行います。分析結果は製造工程・品質管理の改善にフィードバックし、継続的な品質向上に役立てています。
製品性能を確認する試験・分析設備
大同工業では、製品性能や品質状態を確認するために、複数の試験機測定器を活用しています。
| 設備名 | 主な用途 |
|---|---|
| マイクロスコープ | めっき表面および断面の観察・不良対策 |
| 電解式めっき膜厚測定器 | 銅・ニッケル・クロムめっきの膜厚測定、ニッケル電位測定 |
| キャス試験機 | めっき品の耐食性評価(大型部品も裁断せず対応) |
| 恒温恒湿機 | 冷熱サイクル試験、温湿度変化への耐性確認 |
| ハルセル試験機セット | めっき液の性能評価、光沢剤濃度の評価 |
| エリクセン試験機 | めっき皮膜の硬さ測定、光沢剤・不純物濃度の評価 |
| マルチ水質計 | 液中のイオン濃度測定 |
| 色彩色差計 | 製品の色の確認・色差管理 |
| グロスチェッカー | 製品の光沢確認 |
| CAD(Designcenter(旧NX)・CATIA) | 3Dデータ作成・設計支援 |
成形・めっき・塗装・印刷・組付を支える生産設備
大同工業では、国内工場(座間工場A棟・B棟)とタイ工場(チャチューンサオ・ラヨーン)において、生産設備を整えています。
国内工場では、射出成形機(最大850t)、三価・六価クロムめっきライン、塗装ブース(複数台)、乾燥炉などを保有しています。
ラヨーン工場の大型クロムめっきラインでは、最大処理寸法280×2,500×1,320(単位:mm)の部品に対応しています。
ISO認証と品質・環境への取り組み
大同工業では、品質管理と環境対応の両面でISO認証を取得しています。
| ISO9001(品質マネジメントシステム) | JMAQA-2612 | 2004年6月 |
| ISO14001(環境マネジメントシステム) | JMAQA-E925 | 2017年3月 |
ISO9001に基づく品質マネジメントシステムでは、設計・製造・検査の各工程で品質目標を設定し、記録・確認・改善のサイクルを継続的に運用しています。製品ごとの品質記録を管理することで、過去の品質実績をもとにした工程改善にも活用できる体制を整えています。
ISO14001に基づく環境マネジメントシステムでは、製造工程での排水・廃棄物の管理を中心に取り組んでいます。排水設備を整備し、工場から出る排水の適切な管理を行っています。